ティワナクの不思議
category: ティワナク | 2010.06.26 Saturday
先日紹介したアイマラの新年の儀式はボリビア各地で行なわれますが、なかでもティワナクは重要な場所といえます。
前の日の夜(日本で言うなら大みそかになりますね)から、観光客を含むたくさんの人々がティワナクへ集い太陽を待ちます。ちなみに現職の大統領もその儀式に参加しました。
そのティワナクはユネスコの世界遺産に登録されていることでも有名です。この文化、文明の起源はいまだはっきりしませんが、紀元前800年くらいからという見解が一般的ではあります。
しかし、最新技術による近年の遺跡研究では、なんと推定17,000年前というデータが出てきたというのです。ヨーロッパの考古学の数字でも8,000年といったところですので、驚異的な数字と言えるでしょう。人類の起源はティワナクにあるのではないかという推測もあり、注目を集めています。
考古学の世界では時間が前後するのは当たり前といわれていますが、最新科学の発達には目を見張るものがあります。
このティワナクの調査において、もうひとつ驚きなのは、そのことを約60年前に指摘した人物がいるということです。
彼の名前はArthur Posnansky (1873-1946) 。1943年に出版された彼の著書「Tihuanacu, the Cradle of American Man」で、ティワナクは約12,000年前を起源であり、かつ人類の起源の場所でもあると。
当時は全く注目を浴びなかった彼の論説が、21世紀の今、たいへんな注目を集めています。
ティワナク遺跡