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【南米ボリビア紀行2010】パーティーの思い出

サンタクルスに着いた日の夜、友人夫婦のお友達が誕生日パーティーをするということで、予定していたレストランへ行くのをやめて急遽そのパーティーへ行くことになった。

パーティーといっても家族とごく親しい友人が集まるホームパーティーで、庭先にテーブルと椅子を並べて、集まった人みんなで顔を合わせて食事をした。言葉が通じなくとも相手の心遣いは伝わるし、夫婦を通じてコミュニケーションをしたりして楽しいひと時を過ごした。それに、着いたその日にボリビア人の家庭料理を食べられるなんて夢にも思っていなかったので本当にうれしかった。

最初のうちどんな音楽がかかっていたのか忘れてしまったが、そのうちフォルクローレが流れてきて、どの曲も日本のダンスパーティー「Fiesta Bailable」で聴いたことがある曲ばかりだったので驚いた。そうしているうちに、その日はじめて会った人たちに囲まれながらも、とても楽しい気分になっていった。

あとで、相当後悔することになるのだが、わたしが日本でボリビアのフォルクローレを趣味で習っていることを友人が話し、「どんな踊りが好きなの?」という質問に「ティンクとか好きだよ」と答えた。

時間がたつにつれ、次々順番に踊りだしてみんなで大盛り上がり。当然、私にはティンクを踊れという指令が飛び、満腹のお腹をかかえて汗だくになって踊る羽目になった。(チャカレーラにしてくれと何度もお願いしたのに)

私自身はなんとなく踊れる程度なのだが、そんな私の姿をみてボリビア人たちは大いに喜んでくれた。その後、何度も乾杯をし、どさくさでちっとも踊れないカポラレスを踊らされ、その日はくたくたになった。今思えば、ボリビアに着いたその日だから当然か。

友人の結婚式のパーティーでもフォルクローレが流れてみんなに交じって踊ったのだが、まさか日本人が踊れるとは思わないボリビア人たちは驚きつつもとても喜んでくれた。それは目の前のグラスに注がれるアルコールの量だけで実感できたものではなく、カタコトのスペイン語が一気に通じるような感覚だった。気づいたらボリビア人ばかりの輪に入っていて、半分以上分からないはずのその会話にまじり、そのうちその人たちと踊ったりしていた。

ラテン系の人たちにとって踊りは大事なコミュニケーションなのだろうなと日本にいる時から思っていたが、それを否応なく実感させられた。何年もフォルクローレを習っている人があの場で踊ったら、あのおじさん、おばさんたちは本当に腰を抜かしたかもしれない。

スペイン語の能力があるに越したことはないが、自分の国のことを語れて、フォルクローレが踊れればボリビアでの滞在は一層楽しくなるだろう。ダンスクラスの宣伝のつもりはないが、これからボリビアへ行きたいと思っている方にはダンスを少しでも習うことを強くお勧めする。

今回の1ヶ月間の滞在はバタバタと忙しいものだったのだが、サンタクルスとスクレでは自分が思っていた以上にボリビア人の方々と接することができ、また家庭の味も体験できて私の中で非常に思い出深いものになっている。ひとりひとりに伝える方法がないのだが、出会ったすべての人に心から感謝している。

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